2009年2月、Yoko-Chinバンドから派生してEYS音楽教室がオープン。自社スタジオを持たずに、代々木の貸スタジオを使用してのレッスンが開始しました。

EYS音楽教室がまさに誕生したばかりのこの時期に、EYS−STYLEの役員としてご活躍いただいた株式会社オモロキの鎌田さんに、当時のEYS−STYLEの様子を伺いました。

■出会いはYoko-Chin バンドのライブ映像制作

鎌田さんとEYS—STYLEの出会いは、2009年6月。Yoko-Chinバンドのライブ映像の制作を、オモロキで受注したことがきっかけでした。

当時、鎌田さんは独立し、オモロキを立ち上げて間もない頃。このライブ映像制作は、予算的にかなり厳しい注文内容だったそうですが、映像はなんとか完成。そして、ライブ後の打上げで、EYS−STYLE社長の吉岡と一緒に焼肉を食べに行き、そこから他の案件についてもお話をするようになったそうです。

ちょうど、その頃はEYS音楽教室がレッスンコースを増やそうとしていた時期。新たにゴスペルコースを作ることになり、そのホームページ制作も鎌田さんが請け負うこととなったのでした。

■WEBサイト制作からはじまり、役員就任へ

正直な話、当時のEYS音楽教室のWEBサイトは、内容が分かりにくく、構成もひどいものだったそう。それもある意味では当然で、当時のEYS−STYLEは、音楽教室の運営でいっぱいいっぱいな状況。サイト制作まで手が回っておらず、更にWEB周りに詳しい人もいなかったと鎌田さんは振り返ります。

はじめはゴスペルコースのページ制作（しかも今思えば破格のお値段だったそう）から始まった鎌田さんのお仕事でしたが、進める内に提案の幅が広がり、最終的にはEYS音楽教室のWEBサイト全体の改修を提案するまでに。

そして、同年8月には役員に就任。当時としては最先端の、SEO対策やSNSを活用したWEBマーケティングを展開し、今も続く、EYS音楽教室のWEB集客の基礎作りに取り組むこととなったのです。

■常に修羅場の代々木オフィスとEYS音楽教室の特徴の誕生

恐ろしいことに、鎌田さんが役員に就任して１ヶ月も立たない8月31日には、一から作り直した音楽教室サイトが完成し、音楽教室検索で13位に表示されるまでに。信じられないほどのスピード感です。

この頃、鎌田さんもEYS−STYLEのスタッフたちも、24時間稼働で働いており、代々木オフィスの労働環境は、今では考えられないほど恐ろしい状況だったそうです。（※断じて今は違いますので、ご安心ください）

常に修羅場の代々木オフィスで行われた、WEBサイト制作やWEBマーケティング。この中で、現在のEYS音楽教室の特徴とも言える、様々な特徴が生まれ、世に出ました。

例えば、現在ではEYSの代名詞とも言える、楽器プレゼント。これは2009年の9月に構想が出来たサービスです。

新しいアイディアを出しては、すぐに実践に移す日々。

一般的な会社であれば、市場調査にコストと時間をかける時期ですが、当時のEYS−STYLEはそのあたりをすっ飛ばして、コストも時間もかけずに決断、物事を進めていくスタイルだったそうです。この「見極めるビジネスセンス」が、この時期に身についたと鎌田さんは振り返ります。

もちろん、その分リスクがあったことは間違いありません。しかし、そのリスクを取ってでも、スピード感を持って仕事を進めることを重視し、成果に結びつけてきたのです。

■鎌田さんの見る、EYS−STYLE吉岡社長

皆さんもご存知の通り、現在はアプリのboketeで大成功をおさめ、株式会社オモロキのスタイリッシュな経営者として有名な鎌田さん。最後に、同じ経営者として、EYS−STYLEの社長吉岡についても話を伺いました。

現在の鎌田さんが考える、経営者に必要な素質は「ビジョン（目的）を設定できること」。そして「そのビジョンがおもしろいかどうかを判断でき」、「そのビジョンに資本が入るかどうかを見極めるセンスがあること」なのだそう。

創業当時の吉岡は、鎌田さん曰く「狂気のアーティストタイプ」。ビジョンの内容が魅力的なので周りの人も興味を持ってついてくるのですが、お金がついてこないことが課題だったそうです。しかし、修羅場の代々木オフィスで、驚異のスピード感で仕事を進める中で、吉岡の金銭的ビジネスセンスが覚醒。今のEYS−STYLEの軸となる要素が固まっていき、現在のような会社として確立していったということです。

EYS−STYLEで一緒に仕事をしていた当時とは、鎌田さんも吉岡も考えや価値観が変化しているということですが、今後もおもしろい仕事があればやってみたいとクールにお話ししてくださいました。

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