家族づれOK!役員研修@ハワイ・ワイキキ Vol.2 人材開発・秋山の場合(後編)

前編から続いています。

 

サーファーの聖地へ

ハワイ サーフィン

 

今回の滞在では、自由行動の時間もあったため、弊社CXO倉方氏がドライブに連れて行ってくれることになった。

 

飛行機が苦手なあの北川氏がオープンカーを希望したため倉方氏はマスタングを用意してくれたのだ。

 

日差しが強いハワイでは、そこまでオープンカーは走っていないのだが、やはりテンションが上がる。倉方氏、倉方氏の母上、北川氏、私の4人で出発だ。

 

ハワイ ドライブ

 

行先はノースショア。これは私の希望だった。なぜならテラスハウスでノースショアがたびたび出てきていたのだ。テラスハウスは海の近くが舞台の事が多く、また移り変わっていくメンバーにもサーファーが数名いた。

 

ノースショアにはサーファーの聖地、「パイプライン」と呼ばれるところがある。ノースショアの波は美しく、均衡の取れたチューブのようなブレイクをするため、非常に人気であるとともに難易度も高いそうだ。

 

プロサーファーのエロい肉体が見たいこの芸術的な波を観察したい、という理由からオアフ島を縦断することになったが、道中で様々な場所に寄り道をして、オアフを凝縮して楽しんだ。

 

カイルアのショッピングセンターの中にあるBoots&Kimo’sというパンケーキ屋さんにも行き、 1時間くらい待った。ハワイの人も並ぶんだ…

 

ハワイ パンケーキ

 

頭が痛くなるような甘さである。

 

ハワイ ランチ

 

こんなものも食べた。チャーハンに似ているが、食べると何かが足りない。

 

ハワイ レンタカー

 

そしてライエというポイントではマスタングとぱちり。

 

最後にポリネシアカルチャーセンターでハワイの歴史に触れた。

 

ポリネシアン 劇場

 

開演前、北川氏と

 

「もし全編ハワイ語で演(や)られたらどうしますか?」
「雰囲気で楽しみます」

 

と談笑していたら、マジでその通りだったのでスピリッツを感じ取るしかなかった。倉方氏はフラガールたちが放つα派に勝てず少し寝てた。

 

実弾射撃で夢をあきらめる

 

突然だが、私は生まれ変わったらFBIになりたい。

 

むしろ現世でなれるならもっといいのだが、アメリカ合衆国国民か北マリアナ諸島の国民であることが条件なので、国籍の時点でアウトだ。

 

アメリカで結婚するとか方法はあるが、さらにアメリカ合衆国教育長官認定機関組織の一つに認可された4年生大学の学位を有していることやアメリカ合衆国の自動車免許を保持していること、3年以上の専門職就労経験があること(言語、法律、会計、コンピューターサイエンス・ITなど)という条件を満たす必要があるため、不可能である。

 

なので来世では聡明なアメリカ人女性に生まれ変わって、銃を構えドアを蹴破って「FBI!」と叫びたい。そういう夢を持っている。

 

なぜこの話をしたかというと、ハワイではかっこよく銃がぶっ放せる、「実弾射撃」の体験ができるのだ。

 

FBIになれないなら、せめてカッコだけでも…!ということで体験してみることにした。

 

殺人事件によく使われる22口径のリボルバーや、スナイパーが使うようなライフル、憧れの44マグナムなど、実物さえ見たこともないものが実際に撃てるとあって、私の興奮は最高潮だ。

 

ハワイ 射撃

 

コースが決まったら次は標的となる的のポスターを選ぶ。 弓道や流鏑馬で使うような的や、人型の的などのイラストの中から私はゾンビの的を選んだ。

 

射撃会場の前室のようなところで防護用のメガネと発砲音から耳を守るヘッドホンを装着し、インストラクターの説明を受け、いざ、シューティング!

 

初めて見る銃は不気味に鈍く黒光っていた。触れて、持ってみるとずしっと重く、そして冷たく、ハワイの気候で火照った体温が一気に下がるようだった。そのうち自身の高揚した気分までも無機質な金属に吸い込まれてしまいそうで、握りしめた自分の手のひらが硬く強張るのを感じた。

 

ハワイ 射撃

 

構えるにあたって、インストラクターには片目を閉じて照準を合わせるよう指示されたが、そうすると一気に標的への距離感覚を失い、銃口が一体どこへ向いているのかわからなかった。

 

グリップを握り、スライドを引き、セーフティ(安全装置)を外して、トリガー(引き金)を引く。思ったよりも乾いた音が鳴る。

 

それでもヘッドホンを通して聞く音だ。

 

本物の銃声を聞いてみたい。

 

そんなことを思うと同時に、すさまじい衝撃と鈍い痛みが両手を襲う。標的に向けていたはずの銃口が天井を向いた。しっかり構えていた手首がぐにゃりと曲がる。自分の手がゴムのように感じる。

 

発砲の反動だ。向こうから銃を掴まれて動かされているかのように、簡単に反り返ってしまう。

 

私は生まれつき手にちょっとした障害があり、言わなければわからないが両手の小指と薬指の力が著しく弱い。つまり、握力も弱いのだ。

 

そのような私が銃を満足に扱えるわけはなく、この時の影響は2~3日まで遺るのだった。

 

この国ではどうしてこのような物騒なものが規制されていないのだろう。そして日本は改めて安全であると痛感するとともに、聡明なアメリカ人に生まれ変われたとしても、相当な忍耐力で訓練をなしえなければ、FBIにはなれないということを身をもって体験した。

 

来世に期待である。

 

まとめ

ワイキキをはじめとする様々なビーチ、オープンカーでのドライブ、サーファーの肉体、ガンクラブでの実弾射撃…ミーハーな番組に触発されたミーハーな南国への憧れではあったが、「ザ・ハワイ」といったような濃縮した経験ができたため、満足度が高かった。

 

弊社は全員が同じ公休日ではなく、また全員がオフィスにいるわけではないので普段接する機会が十分にあるわけではない。

 

特に私は今までオフィスにいることがほとんどなく、また一人女性ということもあって、コミュニケーションを積極的に取っていくことを自分も遠慮してしまうし、相手はもっと遠慮しているだろう。

 

今回の滞在では環境の違う場所で接するだけで、相手を知り、交流し、意思疎通ができ、メンバーの結託に繋がったように思う。

 

少なくとも私は、ほとんどの人の印象がガラリと変わった。

 

業務ではどうしても、好きとか嫌いとか、そういう部分を排除して行動していかないとならない。でも割り切ることを決めると、割り切れない部分が出てきたときに融通が利かなくなり、自分の精神を削ることになる。

 

相手を知ることで、仕事や業務内容を超えて、その向こうのには一人の人間がいるということを意識できるようになった。非常に有意義な一週間であったし、こういった機会を設けてもらったことに…

 

感謝する。

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秋山 裕香
EYS-STYLEで主に人材開発を担当しています。

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