2019年2月に楽器ECサイトOtolierがフルリニューアル。コンセプトを一新し、新しいサイトへと生まれ変わりました。
■EYS-STYLEが「Otolier」で実現したいこと
EYS-STYLEがOtolierで楽器販売事業を始めた背景には、「楽器の値段は掛け値なしの正味の価値に合っていない」という問題意識があります。つまり、楽器本来の素材・加工技術・品質からすると、もっと安い値段で買うことができるはずということです。
では、今の楽器の値段はどのように決まっているのでしょうか。
それには、ブランド名やアンティーク的価値、そして装飾やデザインという要素が大きく関係しています。年季の入っている楽器であれば、しっかりとリペアやメンテナンスがされているかでも値段が変わるでしょう。
でも、これらの要素は楽器の本質的な価値とは関係がありません。例えば、同じ工場で作られた全く同じ楽器であれば、ブランド名が刻印されているからと言って、音や操作性は何も変わりません。
また、その他にも、楽器の流通経路によっても値段は変わりますが、これらの事情も、楽器の本質的な価値とはまったく関係がありません。
では、これらの関係ない要素を取っ払った時に、「万民に共通の楽器の本質的な価値」とは何なのか…
EYS-STYLEはそれを「素材と部品」と「加工技術」であると考えます。
この品質と価格の関係を明確にし、価値に見合った適正価格で楽器を購入できる仕組みを作るために、ECサイト「Otolier」を立ち上げたのでした。
■初代Otolierがぶつかった課題
熱い思いをもって、2016年にリリースされた、楽器通販サイト「Otolier」。
ところが、初代Otolierの利用者は全く増えず、担当者は頭を抱えていました。
その理由は単純でした。お客様にとって使いやすいECサイトになっていなかったのです。細かいディテールや仕様をお伝えしたいあまり、サイトに掲載される情報量は膨大で、動線も複雑。利用者が増えないのも無理はありません。
情報をお伝えするためには、お客様にとってわかりやすいサイトでなくてはなりません。「楽器本来の価値をお伝えする」理想を実現するための第一歩として、まずは、お客様に寄り添ったECサイトを作ろうと、リニューアルプロジェクトはスタートしました。
■お客様に寄り添って−新Otolierがリリース
そして、ついに2019年2月、新Otolierがリリース。試行錯誤を重ね、どのようなサイトへと進化を遂げたのでしょうか。
ユーザビリティの向上
数ある楽器の中から、最も自分がほしいものを見つけることができるよう、各楽器ごとに、カテゴリー、モデル、ブランド、カラー、左右という5つの条件を設定して検索できる機能を整えました。
また、画面や動線も、よりわかりやすい仕様に変更し、スムーズに楽器を購入していただけるようになりました。
取り扱い楽器が豊富に
そして、ECサイトとしてやはりこだわりたいのはラインナップ。リニューアルから今日まで、日々取り扱い楽器は増加中です。現在では、ギターだけで約800種類、管楽器も約1300種類と、よりたくさんの選択肢をご用意できるようになりました。また、楽器だけでなく、アクセサリーや、マイクやスピーカーなどのオーディオ機器も取り扱いを増やしています。
新機能 価格比較がリリース!!
加えて、新Otolierの一番のこだわりは「価格比較機能」です。新Otolierでは、複数の楽器販売サイトの価格を毎日更新して掲載しており、価格比較ができるのです。しかも、最安値の販売サイトに直接アクセスすることができます。
同じ楽器でも販売店によって価格は様々。できるだけ安く楽器を購入できる仕組みを提供しているのです。
■Otolierはこれからも進化を続けます
フルリニューアルで大きく進化したOtolier。しかし、理想の実現には、まだまだ遠いのも事実です。いずれは楽器本来の価値である「素材と部品」と「加工技術」等、スペックごとに楽器を比較できサービスを、Otolierで提供したいと考えています。これが実現すれば、メーカーが異なる楽器でも同じ基準で比較できるようになり、楽器本来の価値を適正に判断し、自分の欲しい楽器を選択しやすくなることでしょう。
こちらについてはまだまだOtolierのメンバーも奮闘中…!ですが、音楽を愛するすべての方に、価値に見合った適正価格で楽器を提供する日を目指し、これからもOtolierは進化を続けます。