親子プログラミング体験会

こんにちは! 

EYSの中澤です。 

システムサポート課で音楽教室を運営するシステムの課題対応、機能追加を行っています。 

また、プログラミング教室のカリキュラムを考えています。 

今日は、プログラミング教室の体験会の模様をお伝えします。 

 来年2020年から小学校にもプログラミング教育が取り入れられるということで、小さいときからプログラミングに関わる機会が増えてきます。そんな中で、どれだけ本人が興味を持って自発的に取り組めるかという点が重要と当社は考えています。 

 私自身は小学生の頃、親がパソコンをさわっているのを見て、音がなるとコンピュータと会話しているんじゃないかと、何も知らないがためにいろいろ想像してワクワクしたりしていて、こっそりさわるようになった記憶があります(壊すと怒られそうなので)。 

 そんな機会を提供できるような体験会にしたいということで、今回は、Alexaのスキルを作ってみるという内容にしました。 

 Alexaを使ったことがない人もまだまだ多いかもしれませんが、Alexaのいいところは、何も自分で持っていなくても声だけで操作できるというところです。子供が小さいうちはスマートフォンなどを持たせたくないという方もいるかと思いますが、そういう場合でも使えますし、基本は声なのでどんな使い方をしているかも聞いていればわかります。また、パソコンを使うには文字を覚えて、キーボードを打つ必要があって敷居は高くなります。 

 以上のような理由から、小さい子供向けのプログラミング体験としてAlexaはピッタリではないかと考えました。今回は小学2年生でしたので、文字入力のために親御さんにも付き添っていただきました。 

 はじめにAlexaを普通に使ってみました。「明日の天気は」と聞くと細かく答えてくれます。子どもたちも好きな質問をして、Alexaが「ちょっとわかりません」と答えると大笑いしていました。反応を楽しんでいるといつまでも時間がたっていきそうな感じでした。 

 次に、プログラミングで好きな言葉をしゃべらせてみようということで、VoiceFlowというサービスを使ってGUIベースでスキルを作成しました。マウスで発話ブロックを配置し、喋らせる言葉を入力し、処理の流れを線で繋げば完成です。ボタン一つでAmazonのサイト上でスキルをテストすることができます。数分で完成しました。 

 スキルを呼び出す際のかけことばがうまく認識されないことが有りましたが、何回か挑戦してAlexaに喋らせることができました。 

 Alexaに喋らせる言葉はSSMLというマークアップをつけることで、高い声、低い声、早口、ゆっくり、効果音、発音記号の指定など様々な制御ができます。そのなかで、早口にするのを追加してもらったところ、こちらも大受けでした。 

 後半では、Alexaが質問するのに対して、人が答えた言葉によって処理を分けるということで、クイズのスキルを作成しました。テストの時、不正解を行っても正解になるなど若干苦戦しましたが、なんとか完成しました。 

 終了してみて、いろいろと反省点もありますが、概ね満足行く形にできたのではないかと感じています。 

 今後もできる限り最新の技術を取り入れながら、子供と一緒に楽しみながら学べるカリキュラムを考えていきます。 

 興味のある方はぜひご連絡ください。お待ちしております。 

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中澤 健一
 大学に入りプログラミングに没頭、MS-DOSというOSの存在を知るところから始めてC言語の標準ライブラリを自前実装しながら言語を学習。  インターネットはまだアナログ回線が主流だった頃、大学の研究室の専用線を使ってFreeBSDのサーバを立てC++Builderに関するホームページを公開してニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムのプログラムを公開していた。  JavaのServletが使われだした頃、オンラインでコンパイル実行できるプログラミング学習サイトを作ったことをきっかけにプログラミング教育に興味を持つ。  その後SI系の仕事を10年ほどしていたが、本当にやりたいことを中心に仕事をしたいと一念発起し、単身で兵庫から上京して現在に至る。

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